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「新盆(初盆)」の時期はいつ? 読み方は? 盆棚(精霊棚)などどんな準備が必要?

新盆(初盆)と書いて何と読む?

 「新盆(初盆)」とは故人が亡くなった後、初めて迎えるお盆のことを指し、「新盆」は地域によって「にいぼん」「あらぼん」、または「しんぼん」と読みます。
「初盆」は主に西日本で用いられ、過去の調査によると全国で最も普及している言い方であるとされています。「はつぼん」と読むことがほとんどですが、「ういぼん」と読む地域もあるようです。
「新盆(しんぼん)」は千葉県や長野県、「新盆(あらぼん)」は主に北関東地方といったように使用される地域が限られているのに対し、「新盆(にいぼん)」は主に関西以東で広く用いられているようです。
関西地方や中部地方など、地域によっては「初盆」「新盆」の両方が混在しているところもあります。
「新盆(初盆)」の読み方についてまとめると、「新盆」は「にいぼん」、「初盆」は「はつぼん」と読むのが多数派であるということになります。

「新盆(初盆)」の時期はいつ? 読み方は? 盆棚(精霊棚)などどんな準備が必要?
 
 

気をつけたい、新盆(初盆)の時期

 故人が亡くなった後、初めて迎えるお盆のことを「新盆(初盆)」と言いますが、正確には亡くなってから四十九日の忌明け後、初めてのお盆のことであり、四十九日を過ぎる前にお盆が訪れる場合は、翌年のお盆が新盆(初盆)になります。
なお、お盆の時期にも地域差があり、東京、神奈川、静岡などでは毎年(新暦)7月、沖縄地方では旧暦の7月(新暦では7~9月。年度によって異なる)、その他の地域で毎年(新暦)8月にお盆を迎えます。
お盆の詳しい日程については別の記事にてご説明していますので、併せてそちらもご一読ください。
 
>>関連記事「2022年(令和4年)お盆休み期間はいつからいつまで? 最大11連休も!?
」はこちら
 
  

新盆(初盆)を迎えるにあたって、どんな準備が必要?

 故人が亡くなった後、初めて迎えるお盆ということで、新盆(初盆)の際には親族や故人と親しかった知人を招き、僧侶を呼んで法要を営んでもらいます。そのために準備すべきものをご紹介します。
 

◆盆棚(ぼんだな。精霊棚=しょうりょうだな、とも)

 まず、ご先祖の霊を迎えるために、ご自宅のお仏壇の前などに盆棚(精霊棚)を設置します。お盆の際にのみ使用する一種の祭壇で、新盆(初盆)の際の盆棚を「新棚(あらたな)」と呼ぶこともあります。
お盆の時期には、ご先祖の霊は盆棚(精霊棚)に帰ってくるため、お仏壇の扉は閉めておきましょう。

>>関連記事「盆棚や盆提灯など、お盆の準備はいつ、どのようにするの? お盆期間中の過ごし方は?
」はこちら

以下、盆棚(精霊棚)設置の流れです。地域や宗派などによって異なりますので、あくまで一例としてお考えください。

まず、「まこも(真菰)」のむしろを敷いた祭壇を設け、祭壇の四隅に葉の付いた笹竹を立てたら、四本の竹を縄で結び、その縄にほおずきを吊るします。結界の出来上がりです。
祭壇を設置するスペースがない場合は、お仏壇の前などに経机(きょうづくえ)または小机を置き、その上に「まこも(真菰)」のむしろを敷きます。
お釈迦様が、まこも(イネ科の多年草)で編んだむしろに病人を寝かせ治療されたということから、まこもには邪気を払い、病気を癒す力があると考えられています。
次に、お仏壇から位牌を取り出し、盆棚(精霊棚)の中央に置きます。位牌が複数ある場合は古いものを右に、新しいものを左に並べますが、新盆(初盆)の際はその対象となる方の位牌を中心に据えます。
続いて香炉や輪(りん)、供花を置き、故人が生前お好きだったものや、お団子などをお供えします。
 

◆精霊馬・精霊牛(しょうりょううま・しょうりょううし)

 精霊馬・精霊牛とは、故人の魂がこの世とあの世を行き来するための乗り物です。ナスやキュウリに足を付け、馬や牛の形を作ります。
完成したら盆棚(精霊棚)にお供えしましょう。
こちらも別の記事にて詳しくご説明していますので、よろしければご覧ください。
 
>>関連記事「大人のお盆休み工作~精霊馬・精霊牛を作ってみよう~」はこちら
 
 

◆提灯(盆提灯)


 

通常のお盆の場合、盆棚(精霊棚)の手前両端に、提灯を一対並べます。
これには、ご先祖の霊が迷わず辿り着けるようにとの思いが籠められています。
新盆(初盆)の際には絵柄の入っていない白提灯を、玄関や部屋の窓際、仏壇の前などに吊るします。

白提灯は一度きりしか使いませんので、お盆が終わったらお寺で供養してもらうか、送り火で燃やします。



いかがでしょうか。
​故人にとって初めてのお盆である「新盆(初盆)」。
上記以外にも、招待する親族や知人への連絡、僧侶を招く場合は僧侶への連絡も必要です。
特に僧侶はお盆の時期は大変忙しく、スケジュールを調整するのに苦労するかも知れません。
法要の後に会食をするのであれば、そちらの手配もしておかねばなりません。
準備だけでも大変ですので、早めに取り掛かっておくことをお勧めします。

次回のトピックでは、新盆(初盆)の際に何をするのか、服装やお布施、香典などについてご説明したいと思います。

>>関連記事『「
新盆(初盆)」には何をするの? 服装やお布施、香典(御提灯料)、香典のお返しは?』はこちら

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