「亡くなったペットと離れたくない」あなたへ ~【手元供養】のススメ
お墓ごと「はじめの⼀歩」のその前に
大切な家族を亡くした時、誰もが悲しみに暮れ、別れを惜しみます。
葬儀を終えて遺灰となった故人。
ずしりとした命の終焉の重さを確かめるように骨壺をご自宅へと運び、しばらくのあいだ安置します。
多くの場合、四十九日や一周忌、三回忌などに合わせてお墓に納骨するわけですが、愛する家族のご遺骨と離れるのが余りに辛く、どうしても納骨に踏み切れないという方もいます。
本来仏壇は仏様、ご本尊をお祀りするものです。
先祖を供養するための「お墓」とは根本的な役割が異なるのです。
仏壇にご遺骨を安置し手を合わせる行為は、正確に言うならば手を合わせているあなたとご遺骨とが一緒になって、ご本尊に手を合わせているということになります。
それはそれで素晴らしいことではありますが、やはり然るべき方法で納骨をされるのが一番です。
お悩みの方は多いと思いますが、実はさほど難しい話ではありません。
お墓に納骨するご遺骨の一部だけをご自宅に持ち帰れば良いのです。
これを「分骨(ぶんこつ)」といい、法的に何の問題もありません。
お釈迦様や聖徳太子の遺骨も様々なところに分骨されていますね。
さて、持ち帰ったご遺骨はどのように安置するのが良いでしょうか?
仏壇は先述したように本尊をお祀りするためのものですし、そもそもお仏壇のないご家庭も増えてきました。
そこで登場したのが「手元供養品」です。
この「手元供養品」、使い方によって大きく2種類に分けることが出来ます。
ひとつはご自宅に置いておくタイプ。
中にご遺骨の一部を納めるスペースがあります。
デザインは多様で、仏壇を彷彿(ほうふつ)とさせる宗教的なものから、お洒落な家具調のものまでお好みに合わせてチョイスが可能です。
もうひとつは身につけるタイプです。
外観はネックレスやイヤリングなどのアクセサリータイプが主流で、その他お守りのようなものも出回っています。いずれも中にご遺骨の一部を入れることが出来るようになっています。
いつもそばで守ってくれる存在として普段から手を合わせ、お墓で法要がある時にはこれら手元供養品を持参し一緒に供養してもらうという在り方が今、脚光を浴びています。
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