石材店の選び方まで解説！ お墓選びに大切な7つのポイント

両親や自分自身が眠る場所となるお墓。生前は自分がお墓参りに通い、いずれは子供など、お墓を承継した人が通う場所となります。

希望とするロケーションや価格なども大事ですが、家族が通いづらい場所を選んでしまうと手入れが行き届かず、のちに荒れてしまう懸念もあります。最適なお墓の条件は、家族構成やお墓までの移動手段、距離などによって変わってきます。

最近では、「お墓の引越し」をする人も増えてきており、以前ほどお墓選びに慎重になる必要はないという考え方もできなくはないのですが、やはり将来後悔しないために、お墓選びは依然として重要です。ここでは、後悔しないお墓選びをするうえで大切なポイントについて説明します。

お墓選びに大切な7つのポイント

立地

生前は自分が、その後は承継した人が通う場所になるので、墓地までのアクセスは重要です。マイカーで通う場合の所要時間、公共交通機関の駅やバス停が近いか、送迎バスの有無などを確認しましょう。

墓地の種類

墓地の種類は大きく「公営墓地」「民営墓地」「寺院墓地」の3つに分別されます。これは経営管理する法人と資格制限などによる違いがあります。

公営墓地は経営を地方公共団体が行い、管理や運営は地方公共団体が指定する管理者が行います。民営墓地は経営を宗教法人や財団・社団法人が行い、管理や運営は主に民間企業や協会が行います。寺院墓地は経営を宗教法人が行い、管理や運営はその寺が行います。

公営墓地と大部分の民営墓地には宗教の制限がありませんが、寺院墓地は宗旨宗派が制限されている場合があります。

>>墓地選びから墓石の建立までの流れについてはこちら「どうやって進める？ 墓地選びから墓石の建立まで」

区画の種類

お墓の区画には、「一般墓所」「ゆとり墓所」「ガーデニング墓所」などがあります。一般墓所はいわゆる日本人がお墓と聞いてイメージするような外柵で区切られたものになります。それに対して、ゆとり墓所は各区画の前後左右にスペースがあったり、ガーデニング墓所は花や樹木で囲まれていたりします。

同じ霊園でも区画により金額が異なる場合もありますし、お墓参りにこられる方に与える印象も異なってきますので、どのような種類があるか把握しておきましょう。

>>区画の選び方についてはこちら「お墓の区画（墓所）はどうやって選ぶの？ 失敗しない墓所の選び方」

環境

湿気が多い環境下ではお墓にカビが生えてしまうこともありますので、陽当たりや風通しの良さも重要です。墓石を洗ったり、お花の水を換えたりと、お墓の周辺では水を使うことが多いので、水はけの良さも確認しましょう。

施設・設備

車を利用する場合は駐車場の広さが霊園の規模にあっているかどうかを確認します。お盆の時期などは、お墓参りに訪れる人が多く、駐車場が不足する霊園もあります。

また、広大な霊園の場合は、管理棟やトイレ、水場などの場所も確認しておきましょう。

管理

管理が行き届いているかの確認も重要です。清掃がきちんとされているか、植え込みや花壇が手入れされているかなどをチェックしましょう。

石材店

民営墓地や寺院墓地などでは、あらかじめ石材店が指定されていることが多くなります。一方、公営墓地には指定石材店がないので、自由に石材店を選ぶことが可能です。
石材店によって墓石の種類や費用が異なりますので、希望する墓石について事前に相談したり、見積もりを依頼すると安心です。

>>石材店の選び方についてはこちら「安心できる石材店の選び方」

一生に一度のお墓選びです。いずれは自分自身が入る場所でもあるので、上記を参考にして、後悔のないお墓選びをしましょう。