開眼供養(開眼法要)の進め方実例 ~お供えから後片付けまでの流れ~
仏事・法要について
お墓ごとと切っても切れない縁にあるのが法要です。
お墓を建てれば開眼法要、お骨を納める際は納骨法要、その後も回忌法要(年忌法要)など法要を行う機会は数知れません。
ここでは法要時のマナーや服装、お供え物やお布施のルールなどをご説明していきます。
墓石を設置しただけでは、まだほんとうのお墓とは言えません。
墓石に魂を入れてはじめて、仏塔となり、故人が安住できる浄土となります。
魂を入れる法要のことを仏像に眼を入れることにちなんで、開眼供養(開眼法要、慶讃法要、建碑式、などとも)と言います。
お墓を建てた時には、まだ魂の入っていないお墓を邪気が入らないよう棹石(軸石)を白い布で巻き、開眼供養の際に布を取り除きます。
僧侶にお経をあげてもらい参加者全員が焼香し、読経が終わったら礼拝して終わります。
お骨がある場合は、同時に納骨法要を行うことが一般的です。
開眼供養当日の実際の流れを写真付きで解説した記事もありますので、よろしければ併せてそちらもご覧になってみてください。
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法要の際に、必ずしもこれを供えなければならないという決まりはありません。
法要をして頂くお寺様にたずねるのが一番ですが、一般的には季節の花(しきみ)、果物、お酒、昆布、野菜、お餅、和菓子など。
また、納骨法要も一緒に行う場合は、故人の好きだったものなどを用意すると良いでしょう。
在りし日の故人の好物を思い出して家族であれこれと話をしたり、実際にお供えして喜んでいる姿を想像するだけでも、故人にとっては素晴らしい供養になるのではないでしょうか。
金額は一般的に3万円くらいです。
開眼法要はお祝いごとですので、紅白水引ののし袋を使います。
表書は「開眼式(建碑式)御礼」などとするのが普通です。
また別の包みで「御車代」「御膳料」を各一万円程度お包みするのが一般的です。
お布施の表書や袋、金額については地域差がかなりありますので、注意が必要です。
開眼供養(開眼法要、慶讃法要、建碑式、などとも)の済んでいるお墓に納骨する時は、納骨法要のみを行います。四十九日法要といっしょに行うことも増えています。
法要の前にはお墓を清掃して墓石を清めましょう。
墓石のお掃除が終わったらお供え物をし、納骨します。
僧侶にお経をあげてもらい参加者全員が焼香し、読経が終わったら礼拝して終わります。
法要が済んだら、会食をする場合が多いようです。
亡くなった日を祥月命日と言います。
一周忌は盛大に行い、翌年に三回忌を行いますが、一周忌よりも参加者の人数をしぼるのが一般的です。
七回忌、十三回忌、十七回忌、二十三回忌、二十七回忌、三十三回忌まで行い弔い上げとすることが多いようです。
法要の際の服装についてのお問い合わせが増えています。
開眼供養(開眼法要、慶讃法要、建碑式、などとも)はお祝いごとにあたるので、男性は黒服(略礼服や黒スーツ)に白ネクタイ。
女性は略礼服や柄のない着物などが一般的のようですが、落ちついた服装であればこれといった決まりはありません。
納骨法要を同時に行う場合は、男性は黒服(略礼服や黒スーツ)に黒いネクタイを着用します。靴は黒が一般的です。女性も黒服(略礼服や黒スーツ)を着用のうえ、アクセサリーは派手な物を避け、白パールや黒パールが無難です。バッグや靴は黒が一般的です。平服で行われる場合もありますので、詳しくは霊園の担当者やお寺へご相談されると良いでしょう。
なお、普段お墓参りをする際の服装については、別の記事でご紹介しています。
よろしければそちらもご覧になってみてください。
開眼供養(開眼法要、慶讃法要、建碑式、などとも)の場合は、法要が済みますと、寺院の控え室で茶菓子の接待をすることがあります。
参列者へのお礼の品は風呂敷や実用品がよいでしょう。
表書は「寸志」とし、おめでたいことですので紅白ののし袋に包んで渡します。
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