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お墓のしきたり・風習について
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Q 生前にお墓を建てるのはよくないの?
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A
いいえ。決してそんなことはありません。
生前に自分たちのお墓を建てておくことを「寿陵(じゅりょう)」といいます。
「子供に負担をかけたくない」「自分の死後が気になるので早めにお墓を建てておきたい」「自分の生きてきた証として自分の思い通りの墓を建てたい」などが寿陵建立の主な理由と言われています。
古くから寿陵は長寿を授かる縁起の良いものとされており、子孫繁栄や家庭円満などの果報を招くとも言われています。中国の皇帝が生前に陵墓を造営したことが寿陵の起源という説もあり、日本でも聖徳太子が生前に寿陵墓を建てていたという記述が日本書紀などに見られます。さらに仏教では生前に自分のために墓石を建て仏事を営み、冥福(死後の幸福)を祈ることは「逆修」と呼ばれ、大変功徳の高い行いとされています。
こうした背景に加え、最近では核家族が増えてきたことや残された子供たちに負担をかけたくないという思いから、ますます寿陵墓を建てる方が増加しています。
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Q 申込み資格や条件はありますか? 檀家にならないといけない?その地域に住んでないといけない?
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A
「民営墓地」「寺院墓地」や「公営霊園」などのお墓の形態によって申込み資格や条件が異なります。
「民営墓地」の場合は、募集期間に制限はありません。また宗教・宗派なども問わないのが通例で、誰でも、いつでも申し込みできます。申し込みの際は、使用許可申請書と住民票抄本または外国人登録証明書写が必要となります。民営墓地を選ぶ際は、管理の行き届いていること、管理者の企業がはっきりしていることがポイントです。
「寺院墓地」は檀家という精度があります。檀家とは、特定のお寺に所属し、葬祭や供養などを専属で営んでもらう代わりにそのお寺を経済的に支援する家のことを指します。しかし、核家族化の進む昨今、地方に住む両親と離れ、都市部に移住する世帯が増えています。こうした流れを受け、お墓で営む法要だけを決まったお寺にお願いする「墓檀家」という仕組みを取り入れているところがあります。「檀家」について詳しくはこちらをご覧ください。
一方「公営霊園」は、都営・府営・県営・市営・町営などの公営墓地は、その地区の住民のためのものですので、誰もが使用できるわけではありません(一部の例外を除く)。その地区によって申し込み資格が定められており、応募者が多数の場合は抽選となることもあります。市町村により規定が異なりますので、各市町村の窓口でお問い合わせください。
気になる方は、お近くの加登の店舗に一度ご相談ください。
関西エリアの店舗一覧はこちら →
関東エリアの店舗一覧はこちら →
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Q 仏(遺骨)がないけど申し込めますか?
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A
市町村など自治体が経営する公営霊園の場合、遺骨があることを申込条件としていることがあります。
加登が提携する公園墓地、寺院墓地については仏様(遺骨)がいらっしゃらなくてもお申込みいただくことができますので、生前にご自身の墓所を決めておきたい方や、受付終了前に場所だけ押さえておきたい方におすすめです。もちろん、公営でも仏様の有無を問わない霊園はございますので、まずは加登までご相談ください。
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Q 全区画永代供養付きとはどういう意味ですか?
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A
一般的な霊園では、無縁になった場合、お墓とともにご遺骨も撤去処分されてしまいます。
加登のおすすめ霊園(一部を除く)の場合、万一無縁になっても、ご遺骨は霊園内の永代供養塔(合祀墓)に移し、永代にわたりご供養いたします。どの区画をお選びになっても、仏様が無縁になってしまうことがないため「全区画永代供養付き」と呼んでいます。
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Q 宗旨宗派による購入制限はありますか?
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A
購入制限があるところはあります。
最近は宗派の違う方でも、宗旨変えをせずにお墓を建てさせてもらえる寺院墓地が増えてきました。例えば、浄土真宗の方が曹洞宗のお寺にお墓を建てる、ということも珍しくはありません。もちろん、今お付き合いをしているお寺様には事情を説明し、あらかじめ承諾をいただかなければなりません。「宗旨変えの必要がない」「檀家になる必要がない」ということでも、お墓にまつわる法要は、寺院墓地を管理するご住職が営むことが多いので注意が必要です。例えば、家の宗派が浄土真宗であっても、お墓の前で読んでいただくのは曹洞宗のお経になる、というケースもあるということです。
しかし、たとえ宗派によってお経やお題目が違っていても、元をたどればいずれもお釈迦様の教え。ありがたいことに変わりはないと考え、自分の家の宗派と違うお寺でお墓を建てる方も増えています。そうした事実を踏まえたうえで、まずは家族や親族などで話し合いをして下さい。
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Q 跡継ぎがいなくてもお墓を購入できますか?
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A
少子化に伴って、お墓の跡継ぎ問題を抱えるご家庭が増えてきました。お墓を建てても、自分が亡くなった後に墓守(はかもり)をする承継者(しょうけいしゃ)がいなければ、せっかく建てたお墓が無縁になってしまいます。さらに、多くの霊園では、そのようなお墓は規定の年数を過ぎると、撤去処分されてしまうのです。
しかし最近では、万一承継する人がいなくなってもご遺骨を処分せず、永代供養を目的とする合同墓地・合祀墓に納めて供養してくれる霊園もあります。その場合、墓石は撤去されますが、魂の宿る軸石の部分は所定の場所に安置して永代供養してくれることが多いようです。また、事前に申し込みをしておけば、ご遺骨はもちろん墓石も撤去せず、そのままの形で定期的に供養してくれるお墓もあります。お墓の建立をすぐに諦める必要はありません。
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Q 購入後のお寺様との付き合いは?
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A
民営墓地や公営霊園の場合、それまでお世話になっていたお寺様とのお付き合いを継続できます。お寺で催される法要や行事へのご参加も自由ですし、霊園で墓前法要を営む際にはそのお寺様をお招きすることができます。
寺院墓地を購入し、そのお寺の檀家になる場合は、檀家としてお寺を支えていくことになり、葬儀や法要、行事ごとに参加したり、月参りに来ていただいたりと深くかかわっていくことになります。寺院墓地の中には、それまでお付き合いしていたお寺との関係を継続することができるところもありますが、多くの場合墓前法要は寺院墓地を経営するお寺様が営みます。