【終活】取り掛かりましょう!生前整理のやり方
終活や葬儀について
終活の一環として、一度訪れてみたかった人気スポットや、思い出の場所へ旅行に出かける方が増えています。自分の死について考えるという側面もあるため、「終活」という言葉は、時にネガティブな印象を与えがちですが、日常から離れ、自分の人生や最期の日の迎え方について、じっくり考えることもまた「終活」の一部です。より良い晩年を生きるためにもこの「終活旅行」、一度挑戦してみてはいかがでしょうか。最近では、全国各地の葬儀会場回りなど、終活をテーマとしたツアーを企画する旅行会社も珍しくなく、60代~70代を中心としたシニア層の関心を集めています。
旅行は、日常を離れ新しい経験をすることで脳のはたらきを活性化させる一方、自然や情景とふれあい、美味しいものを食べることで心を落ちつかせ、ストレスを低下させる効果もあると言われています。普段生活をしている場所から離れれば離れるほど良いとする考え方もあれば、旅行の計画を立てるだけでも、実際に旅行へ出かけるのと同様の効果が得られるといった意見もあるようです。いずれにせよ、非日常的な環境に身を置き、リラックスした状態で得られる満足感や幸福感は、日常生活への意欲となり、これからの人生を前向きに捉える上で大変効果的です。
終活旅行をする場所を決めるときは、以下のようなことを考えてみてください。
これまでの人生を振り返りながら、この先をどう自分らしく生きていくかを考えるのが、終活の最大の目的のひとつです。過去の出来事を一つひとつ振り返るのは、そう簡単なことではありませんが、思い出の場所を訪れてみることで、忘れていた記憶が蘇ってくることもあります。旧友と連絡をとり、再会を楽しむのもおすすめです。
総本山とは、一つの宗派を統轄するお寺を指します。総本山には、その宗派の宗祖(創始者)が祀られているのが一般的で、長年に渡って受け継がれてきた貴重な建造物や装飾品などを目にすることができます。同じ仏教と言っても、宗派によって葬儀や供養の形も様々。もし、無宗教で自分が信じる宗派を決めなければならない、あるいは、実家の宗派にこだわらず、自分自身で宗派を選びたい場合は、各宗派の総本山へ足を運び、ぜひ、その伝統や文化を肌で体感してみてください。
終活のツアーでは、自分が訪れたことがない全国の墓地や霊園を巡ることができます。実際に様々な霊園や墓地を巡ることで、お墓の種類・墓石・デザインはどのようなものを選ぶのか、家族にどのようにお墓参りしてほしいのか、など自分自身の「終の住処」についてイメージを膨らませてみましょう。
終活は、自分ひとりで進めるよりも、ご夫婦やご家族で意見を交えながら進めるほうが良いでしょう。旅行から帰った後は、旅行中の土産話だけでなく、旅行をきっかけとして再認識した、余生や死後に対する思いを家族と共有しておくと、終活がより一層有意義なものになるでしょう。
人生の終わり方を考え始めると、これまでやり残したことが、あれこれ思い浮かんできます。仕事や子育てに追われ、なかなか旅行へ行くチャンスがなかったという人も少なくないはず。日常から離れて、自分自身をじっくり見つめ直し、自分らしい最期をイメージする機会を作るためにも、ぜひ「終活旅行」を計画してみてはいかがでしょうか。
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